子どもの橈骨遠位骨端線損傷

お子さんがこけて手をついたり、手をついて落ちたりして受傷することが多い骨折の一種です。

骨が成長する部分である骨端(軟骨)線は、強度が弱い部分なので傷めやすく、変形は骨のまっすぐな成長の妨げになります。

橈骨遠位骨端線損傷と尺骨茎状突起骨折

橈骨(太い方の骨)の骨端線が大きく離解してずれ、骨の部分も割れている上に、橈骨と尺骨(細い方の骨)が並んでつながるところ(遠位橈尺関節)の構造も破綻し、そのつながりの構造のいちばん端である尺骨茎状突起(先端のわずかな部分)も骨折しています。
専門的には * Salter-Harris type II 写真はクリックで拡大

小児の橈骨遠位骨端線損傷と尺骨茎状突起骨折の受傷時のX線写真正面像 小児の橈骨遠位骨端線損傷と尺骨茎状突起骨折の受傷時のX線写真側面像 小児の橈骨遠位骨端線損傷と尺骨茎状突起骨折の受傷時のX線写真斜位像 小児の橈骨遠位骨端線損傷と尺骨茎状突起骨折の受傷時のX線写真斜位像

骨折を元に近づけるように整復しました。

小児の橈骨遠位骨端線損傷と尺骨茎状突起骨折の整復後のX線写真正面像 小児の橈骨遠位骨端線損傷と尺骨茎状突起骨折の整復後のX線写真側面像

橈骨遠位骨端線損傷

捻挫と思いながらも受診する患者さんの中に、こういう骨端線損傷のことがあります。
Salter-Harris Type II 写真はクリックで拡大

小児の橈骨遠位骨端線損傷の受傷時のX線写真正面像 小児の橈骨遠位骨端線損傷の受傷時のX線写真側面像 小児の橈骨遠位骨端線損傷の受傷時のX線写真斜位像 小児の橈骨遠位骨端線損傷の受傷時のX線写真斜位像

骨折を元に近づけるように整復しました。

小児の橈骨遠位骨端線損傷の整復後のX線写真正面像 小児の橈骨遠位骨端線損傷の整復後のX線写真側面像

橈骨遠位部骨折と遠位骨端線損傷

橈骨遠位部の骨折が主ですが、骨折は骨端線に及んでいます。 写真はクリックで拡大

小児の橈骨遠位部骨折と橈骨遠位骨端線損傷の受傷時のX線写真正面像 小児の橈骨遠位部骨折と橈骨遠位骨端線損傷の受傷時のX線写真側面像 小児の橈骨遠位部骨折と橈骨遠位骨端線損傷の受傷時のX線写真斜位像 小児の橈骨遠位部骨折と橈骨遠位骨端線損傷の受傷時のX線写真斜位像

骨折を元に近づけるように整復しました。

小児の橈骨遠位部骨折と橈骨遠位骨端線損傷の整復後のX線写真正面像 小児の橈骨遠位部骨折と橈骨遠位骨端線損傷の整復後のX線写真側面像

* Robert B. Salter and W. Robert Harris. Injuries Involving the Epiphyseal Plate. J Bone Joint Surg Am. 1963; 45(3): 587-622.