趾の付け根の痛み
お尋ね
4 - 5 年前より、足の中指 3 本 ( 第 2, 3, 4 趾 ) の付け根あたりの踏み込み部分が、歩く時に時として痛いのです。過去に病院でモートン氏病も疑われたのですが、その時は痛み止めの注射をして頂き一時的には効きましたが、急いで手術をする程では無いとも言われ、その後は辛抱して過ごしてきました。素足の時は大して痛くは無いのですが、靴を履いている時 ( ゆったりした靴の場合以外 ) 痛みます。
つい最近、足の踏み返し部分が痛くなる " 中足病 "、指がシビれる " モートン氏病 " という言葉を読んだのですが、この " 中足病 " というのは初耳です。もしかすると私の症状は、この " 中足病 " ではないかと感じています。もう少しこの症状について詳しい事を知りたいです。又その場合の治療法等について教えて頂きたく何卒よろしくお願い申し上げます。
お答え
こんにちは。痛みが続き、お悩みのことだと思います。
お尋ねの " 中足病 " とは、中足痛症 ( metatarsalgia ) の事を指しておられるのでしょうか。私も中足病という病気の存在は存じません。
中足痛症
中足痛症とは足の中足部の痛み、すなわち、趾 ( ゆび ) の付け根の関節から足関節 ( 足首 )、踵 ( かかと ) までの間の中足部に痛みを生じるさまざまな疾患の総称です。
中足痛症の原因になる疾患としましては、
- 種子骨障害
- Freiberg 病 ( 第 2 中足骨頭無腐性骨壊死 )
- Morton 病 ( モートン病、モールトン病、趾間神経腫 )
- 中足骨疲労骨折
- 外反母趾
- 凹足
- など .....
Morton 病 ( モートン病、モールトン病、趾間神経腫 )
趾の感覚を司る神経 ( 趾神経 ) は、中足骨の間を通り、趾の方へ走行しています。これが周囲の骨、靭帯などとの間で機械的な刺激、ストレスを受け、神経を構成する組織の炎症、神経の肥厚、および、神経腫 ( 神経組織の損傷に伴う神経の腫大、腫張、腫れ ) を引き起こすものです。
起こりやすいのは、第 3, 4 趾間で、第 2, 3 趾間、第 4, 5 趾間での発生もあります。
本性の発症要因としましては、主なものでは、ハイヒールや足に合っていない靴を履くために前足部 ( 趾や趾の付け根の関節 ) に負担がかかるためといわれています。
神経腫の部分の圧痛、障害神経領域の知覚障害、強く押さえたり中足部を握って圧迫することで誘発される放散痛、爪先立ちで症状が増悪する、靴を脱げば症状が緩和する、などの症状がみられます。
中足痛症の治療
中足痛症としまして、お答えいたしますが、治療法は、まず痛みの原因である疾患を特定できるかどうか。特定できましたらそれに対する治療が必要です。
また、痛みに対する治療としましては、靴を選ぶ、足の土踏まずのアーチを支えるような足装板 ( 装具 ) を用いる、足の趾の付け根の関節 ( MTP 関節、中足趾節間関節 ) の背屈を押さえるために底の硬い靴を履く、など、機械的な要因に対する治療、および、消炎鎮痛剤の内服、外用、局所への局所麻酔剤とステロイド剤の注射、など、様々な対応が、原因疾患、症状に応じて取られます。
まずは、整形外科医によくみてもらって相談されることが重要です。ここで私がいくら細かく申し上げても実際の様子に当てはまらないかも知れません。
それでは失礼させていただきます。どうかお大事になさってください。
