星状神経節ブロック
星状神経節
星状神経節は、首の骨 ( 頚椎 ) の両側の前方にある交感神経の神経節です。この近傍に少量の局所麻酔薬を注射して、片側の交感神経の働きを一時的に落とし、交感神経の過剰な緊張を伴うさまざまな症状を緩和します。
星状神経節ブロックの実際
- 横に寝ていただきます。
- 点滴をします。これは、神経ブロックの副作用で血圧が低下したりショックが起こったときに、すぐに対応するためです。
- 首を消毒用アルコールで拭きます。
- 注射する場所を指で強く押して確認します。息苦しいですが、ご辛抱をお願いします。
- 押さえたまま消毒し、注射します。
- 注射後 5 - 10 分間、注射部分を押さえます。
- 血圧、脈拍を繰り返し測定し、30 分 - 1 時間、休みます。
星状神経節ブロック後の反応
- 30 分 - 1 時間程度、立ちくらみや一時的な血圧の低下など、交感神経の働きが低下した状態になりますので、横になってお休みいただきます。
- ブロックした側の目が見えにくくなったり、鼻が詰まる、声がかれる、手がしびれるなどの症状がみられます。これらの症状は、1 時間 - 数時間かけて消えていきます。この間は、食べたり飲んだりはしないでください。
- 注射部分の痛みが数日続くことがあります。
星状神経節ブロックは、ブロックを行った後、30 分 - 1 時間、横になってお休みいただきます。午前、または午後の診療の早めの時間にご来院頂いて行います。
星状神経節ブロックの合併症
以下の様な合併症の恐れが、少ないながら ( 数百回から数千回に 1 回程度 ) ありえます。
- けいれん、意識はあるのに手足が動かなくなったり、意識消失に陥ることがあります。
- 呼吸停止、ショックが起こりえます。
- 血液の塊ができ、それが数時間かそれ以上の時間をかけて大きくなって気管が圧迫され、窒息することがあります。帰宅後の数時間〜翌日にかけて、喉が圧迫される感覚、息苦しさがある場合は、当院までご連絡ください。
- 細菌の感染がおこることがあります。
神経ブロックは合併症の予防策を講じながら行いますが、これらの合併症は予期せずに起こり、完全に防ぐことはできません。大変まれではありますが、致命的な場合がありえます。また、これらが、合併症のすべてではありません。
当院で対処できない合併症が起こった場合は、高次の医療機関に転院して頂きます。
星状神経節ブロックの代替法
レーザー光を星状神経節に照射して、注射せずに星状神経節ブロックの効果を得る方法もあります。効果が劣リますが、安全です。


